毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年5月度、九州運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約9.2件
九州運輸局管内の5月度の行政処分は
・トラック 5事業所
合計5事業所でした。今月はバス、タクシーはございませんでした。
(4月:7事業所)
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また、5事業所の合計違反数は46件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約9.2件というところでしょうか。
違反ワースト1位は、指導監督、次いで運転者台帳と点呼と続く
46件の中身は、以下の違反となっておりました。
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運行管理者は、運転者に対する適切な指導及び監督を行わなければいけません。
ワースト1位(大分類)は指導監督 2位に点呼・・・
ここ数カ月、1,2位は変わらず。
乗務時間がじわりと・・・ちなみに、拘束時間と言えば!
【改善基準のポイント!】
・1日の拘束時間は原則13時間まで
・延長する場合でも最大16時間まで
・1日の休息期間は継続8時間以上必要
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安全教育、指導監督、ヌケモレ・・
事故が減らず、危険予知のトレーニングを実施したいが、運行管理者は配車に勤務割に 通常の業務で手一杯かも知れません・・。
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指導監督のモレをなくすために・・
運転者指導のポイントは「計画」と「記録」。
運転者指導では「運転する場合の心構え」や「適性に応じた安全運転」など、全部で貨物12項目、旅客11項目が決められています。
毎年、同じ教育資料を使うことで、マンネリ化を危惧されている旅客・貨物自動車事業者様へ、ドライブシミュレーターのレンタルを開始しました、「計画的」に「記録」も残せる、体験・体感型の指導及び監督の手法の活用してみませんか?
点呼モレ、記載ミスをなくすためには・・
点呼のミスをなくすには、手順をシステム化してしまうことです。
点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすことができます。
つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をお勧め致します。
<対面点呼×IT点呼システム> ご紹介
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<写真と記事本文は直接関係ありません>