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圧倒的ワースト1位 運転者への指導監督実施or記録義務違反(近畿運輸局2023年2月度監査)

2024.5.9

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2023年2月度、近畿運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均約6件

近畿運輸局管内の2023年2月度の行政処分は 

・トラック 10事業所
・タクシー 3事業所
・貸切バス 4事業所

合計17事業所でした。

また、17事業所の合計違反数は103件でした。

1事業所あたり違反数の平均は、約6件というところでしょうか。
1事業所での最高違反数は12件。10件を超える処分を受けたところが3事業所ありました。

監査のきっかけは?

今回公表された監査結果の端緒は、以下の内容でした。

違反ワースト1位(小項目)は、運転者への指導監督実施or記録義務違反。

103件の違反内容は、以下となっておりました。

運転者への指導監督実施or記録義務違反がダントツで多い月となりました。
処分を受けた17事業所中11事業所で違反があり、違反が起こりやすい項目なのが見てわかります。

乗務記録と乗務時間の違反も多く、
管理が複雑になる業務は積極的にデジタル化を進める必要があるのではないでしょうか。

違反ワースト1位は指導監督・適性診断。

大分類で見ても指導監督・適性診断の違反数がトップ。
次いで、点呼の違反が多い月となりました。

整備管理者関連の違反はここ数カ月で比べると多く、運行管理者と合わせて研修の受講を忘れずに実施できるような体制作りが必要です。

運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?

書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。

業務のデジタル化を目指して

違反が起きてしまう背景には慢性的な人手不足が原因の1つとして考えられます。
人手不足で困っている事業者のみなさま。
この機会に点呼や運行管理デジタル化で効率UPを目指しませんか。

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課題解決につながるヒントが見つかるかもしれませんので、ぜひ1度参加してみてください。