毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2022年1月度、関東運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約4.5件
関東運輸局管内の1月度の行政処分は
・トラック 20事業所
・貸切バス 5事業所
・乗合バス 1事業所
合計26事業所でした。
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また、26事業所の合計違反数は119件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約4.5件というところでしょうか。
中には飲酒運転も・・
監査になったきっかけは?
酒酔い・酒気帯び乗務も。 悲しいことですね。
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違反ワースト1位(小項目)は、指導監督。
中には、酒酔い・酒気帯び乗務(貨物自動車運送事業輸送安全規則第3条第5項)もありました。
なぜ飲酒運転をしてしまうのでしょうか。皆様の会社は本当に飲酒運転していませんよね?
今一度確認お願いします。
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また、ワースト1位の指導監督が群を抜いて多いことがわかります。
行政処分の受けた事業者は、概ね運転者に対する指導監督義務を果たせていない。
と言ってしまっても過言ではなさそうです。
違反ワースト1位(大分類)は、指導監督、2位に乗務時間、3位に 点呼
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行政処分を受ける会社の上位として、指導監督・点呼・乗務時間の違反がとても多いです。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
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