まずは49施策で、直近の安全性を確保。
全面刷新といってもいいくらいではないでしょうか。旅客船の既存の安全法規1.0から、2.0へアップデートです。
(1)事業者の安全管理体制の強化 16施策
(2)監査・処分の強化 17施策
(3)船員の資質の向上 3施策
(4)設備要件の強化 5施策
(5)船舶検査の実効性の向上 3施策
(6)利用者保護・安全情報の提供 8施策
船は日常生活の足で、観光で、常に稼働しています。まごまごしているあいだにまた何かが起きないか? 検討委員会の焦りも感じます。
海の安全法規は、昨今の陸送業界とどれくらい違うのか今回明らかになりました。
・点呼
・指導監督
・運行管理者
・運行管理補助者
これらの言葉を思い浮かべながら読むと、陸送と海との違いが明らかです。以下ご確認ください。
島に住んでいるひとにとっては日常の足、観光客にとっては日常を彩りを加える非日常、事業者にとっては生活の糧となるビジネス。強化も重要ですが、守れないものであっては抜け道が常識になる、これもまた起きていること。
安全、安心、健全な海上であってほしいという、いち消費者という立場でこの施策を見ると、みなさんはどう感じるでしょうか? 思うところある方はパブリックコメントでひとことどうぞ。最近はパブリックコメントの意見も政策に反映されることもあるようですから。