毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2022年1月度、中部運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約4.0件
中部運輸局管内の1月度の行政処分は
・トラック 15事業所
・貸切バス 4事業所
・タクシー 3事業所
・乗合バス 3事業所
合計25事業所でした。
また、25事業所の合計違反数は100件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約4.0件というところでしょうか。前月比減です。
指導監督・適性診断に関連した違反 が頭ふたつ抜き出てきた。
100件の違反内容は、以下となっておりました。
指導教育・適性診断・乗務記録に関する違反が上位
100件の中身は、以下の違反となっておりました。
ここ数カ月は指導監督や適性診断と点呼に関する違反はツートップでありあまり差がなかったのですが、ここにきて指導監督関係がトップに抜き出てきました。指導監督や適性診断は、運転者への指導教育実施に違反がある場合は、特定運転者への指導教育や診断実施も違反が見られるケースも多く見受けられました。
輸送の安全を確保するために、「運転者への指導監督」は適切に実施し、記録残してますか?
監査が入ったきっかけは?(本年1月監査:実際に違反のあった25事業所)
今回公表された監査結果の端緒は、以下の内容でした。
酒気帯び運転の発生に端を発している事案がありませんでした。しかし、死亡事故に端を発している件数が比較的多かったです。
やはり日常業務にこそ違反が多い
引き続き、点呼を始めたとした日常業務の違反が7割・その他、届け出書類/整備関連が2割弱の比率です。
運転者への”体験型”指導教育をお助けします ~ACM300~
ドライブシミュレーターACM300を用いれば、運転手への危険予知トレーニングや一般診断を短時間で集中して、誰でも質の高い指導教育や診断を実施することができます。
※初任・適齢・特定診断は専門機関で実施する必要がございます。
高度管理アルコール検知器ALC-PROⅡで、確実な酒気検査実施と抑止へ
高度管理アルコール検知器のALC-PROⅡであれば、アルコール測定を完了した瞬間の画像撮影、測定前後の様子を含む動画撮影保存、アルコール検知器に管理者へアラートメールを飛ばす等、不正やなりすまし防止機能を搭載しております。管理者や経営層までもが自社のアルコール測定の状況を把握できる仕組みも整えることができ、点呼におけるアルコールチェックの質を高めることができます。
高度管理アルコール検知器の様々な機能で厳格なチェック体制を整えることで、「飲酒運転の発生」抑止につなげることができます。
<写真と記事本文は直接関係ありません>
-
2024.11.19
11月27日(水)中部運輸局主催の自動車事故防止セミナー2024にて機器を展示します!グランシップ静岡でお待ちしています!
-
2024.11.13
-
2024.11.11
-
2024.11.9
基準値6倍って、0.9mg/lでトラックを運転してたってことですか? 自社の休憩所で飲酒×無点呼で出庫。運行管理高度化の声もむなしく響く、悲しい現実。